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eスポーツイベントやってみた! オン、オフ自在で全員楽しめる、令和の社内運動会!?

社内ゲーム大会会場の様子

本格的な機材に囲まれた会場。ゲームに集中しているこの二人。ひょっとしてインターナショナルな大会で戦う、著名なプロゲーマーでしょうか?

いえいえ、実はこれ、NTTBPの社内レクリエーションとして開催した「eスポーツ大会」なんです。勝負しているお二人も、NWサービス品質運営部の藤田さんと、企画総務部の宮﨑さん。部を代表して戦っていますが、プロの人ではありません。

社内ゲーム大会で喜んでいる人たちこの人たちも

社内ゲーム大会でモニターを眺める人たちみんな社員です。盛り上がってますね!

正直に言いますと、私が今まで「社内レクリエーション」と聞いて思い浮かべていたのは、ハチマキを巻いたおじさん達が慣れない手つきで綱引きを一生懸命やっている姿でした。いわゆる社内運動会ですね。体を動かすからこそ生まれる絆もあるものです。
一方、eスポーツはどうでしょうか? 今回体験してわかったのは、eスポーツもまた、スポーツのように人々の絆を深め、大盛り上がりできるということでした。ほとんどの人にとって初体験でしたが、非常に好評を博して幕を閉じたのです。では、このイベントは、どのようにして生まれたのでしょうか?

今回、実際にこの社内イベントを企画した、NTTBPの企画総務部藤田さんと、eスポーツを通した地域振興やイベント企画を手掛けるNTT e-Sportsの甲賀さんにお話を伺ってみました。

インタビューに応じる藤田さんと甲賀さん

インタビューに応じるNTTBP総務部の藤田さん(左)とNTT e-Sports営業推進部の甲賀さん(右)

eスポーツは難しくない? 未体験のイベント開催へと至った経緯

Q.まずはこのイベントを開催するに至った経緯を教えてください。

――藤田さん:実は今年が、NTTBPの創立20周年にあたる年なんです。私がこちらに配属になった頃は、ちょうど緊急事態宣言の真っ只中でしたので、まだイベントは出来なかったのですが、宣言も明け、多少落ち着いたこともあって、今回企画をしました。

Q.コロナ禍もあって久しぶりのイベントだったと思うんですが、なぜeスポーツをやってみようと思ったのでしょう?

――藤田さん:コロナ前であれば、恐らくホテルなどで社員を集めてパーティを実施していたと思うんです。けれど、密を避けるために人数を絞るなど、対面式で開催するにはさまざまな制限がかかってしまいます。とは言え、せっかくのお祝い事なので思いっきりやりたいじゃないですか。そこで、実際に会場に行かなくてもオンラインでも参加できる、つまりハイブリッドで開催できる「eスポーツ」はどうか、という案が出たんです。

会社で大会の様子を見守る社員たち

オンライン参加の様子。会場、会社、自宅のそれぞれから参加や観戦ができる。

Q.そうなんですね。私なんかは「eスポーツ」と聞くとハードルの高さを感じるんですが、社内のだれでも参加できるようなものなんでしょうか?

――甲賀さん:はい、そういったことも考慮して、さまざまあるeスポーツ用のゲームタイトル(ゲームの種類)の中から「ぷよぷよeスポーツ」をご提案しました。知名度があり、何より操作がシンプルで初心者もやりやすいんです。勝ち負けが見ている方にとってわかりやすく、一発逆転もある。入り口のハードルこそ低いですが奥深く、多世代が集まるこういった社内イベントではうってつけで、実績も多いんですよ。

期待と不安。社内の反応と開催のハードル

Q.企画を出した時、社内の反応はどうでしたか?

――藤田さん:やはり初めてのことなんで、不安の声があがっていた印象ですね。手放しに「楽しみ!」とはならなくて「環境はどうするの?」とか「配信ってどういうこと?」「私たちも映るの?」と戸惑う言葉を耳にしました。

Q.そういった声に対して、フォローしたことは?

――藤田さん:説明をしつつも、やはり前例がないことなので、とにかく楽しんでもらえるよう準備するしかありませんでした。やってみないと分からないですからね。本当にうまくいくのか、開催前は何度も頭を抱えて悩みました。

Q.準備にあたって、ほかに課題はありましたか?

――藤田さん:今回は「オンラインとオフラインのハイブリッドで」ということで、秋葉原のeスポーツ施設「eXeField Akiba」をお借りするのに加えて、当社オフィスにもプレイスペースを設けたんです。それぞれの場所から問題なくオンライン対戦できるよう、また、在宅勤務中の社員が自宅からリアルタイム観戦できるようにインターネット環境を整えました。生の会場にいる人たちと、モニターの前にいる人たちと、どうやって同じように盛り上がってもらうかが一番悩んだところです。配信はYouTubeで見られる形にしたんですが、やっぱり試合を見て、ああだこうだ言ってもらいたいじゃないですか。

Q.言いたいです! スポーツを誰かと見るときの醍醐味ですね。

――藤田さん:そこでライブ配信を視聴している人にはコメントで、チャットのように参加してもらおうと思ったんですが、そのコメントをするのに有料アカウントが必要だったんです。個人用のアカウントを使わせるわけにもいかないし、そもそもアカウントを持っていない人もいます。最終的にはコメント用のアカウントをこちらで用意して、コメント書き込み用パソコンとモニターをプレイ会場内やオフィスの各階に設置しました。自由にコメントいただけるようになって、大いに盛り上がりましたね。

大会で実際にゲームをしているシーン

リアルタイムで表示されるコメントが、場所を越えて人をつなぐ。

Q.パブリックビューイングみたいな感じですね。

――甲賀さん:そうです。正に、会社にパブビュースペースを作った感じですね。

会社のパブリックビューイングスペース

場所は離れていても、同じタイミングで歓声があがる楽しさ。

――甲賀さん:NTTBPさんのオフィス会場については、イベント用のWi-Fiネットワークを新たに設置してもらっているんです。社内の業務に影響がないよう、それと逆に、社内の業務がゲームに影響がないようにと(笑)。これは当初想定していなかったことなのですが、さすがWi-Fiの会社と言いますか......NTTBPさんの情報システム担当のみなさんに感謝です。

――藤田さん:不安はありましたが、結果としてこんな風に、社内のいろんな人を巻き込んで楽しい時間を作っていくことが出来たと思います。

「みんなで楽しい」を手助けした細やかな工夫

Q.ほかに盛り上げるために工夫したところがあれば教えてください。

――甲賀さん:対戦人数が多かったり、オンライン対戦回数が多かったりすると、どうしても対戦時間や待ち時間が長くなって、イベントが間延びしてしまいます。オフラインで盛り上がりどころを作る、コメント欄を拾って司会者トークに繋げる、など、メリハリをつけるよう気を付けています。例えば、プレイヤーも観客もしっかり熱中できる試合セット数やエキシビションマッチのご提案をしています。試合時間の見込みを事前に想定して、飽きにくく盛り上がりやすい最適な時間配分へと調整しているんです。細かいところは弊社のノウハウに関わるところで公開できないのですが(笑)。

Q.盛り上げるコツが色々あるんですね。はじめて開催する場合、そういったところを対応できるか心配です。

――甲賀さん:弊社のパッケージの場合でしたら、台本も入ってますので、進行に自信がなくても大丈夫です。イベントのプラス要素では、やっぱり「プロの解説」があると、がぜんゲームの理解が深まり、盛り上がるということですね。

Q.わかります。私も今回、プロの方が最初に「5連鎖すると勝負が決まる」と教えてくれてありがたかったです。見るべきポイントを理解した上で観戦ができて、すごく見やすくなりました。

プロの解説者と社内の事情通

解説にはぷよらー憧れの的で定型の名手、飛車ちゅう氏を招いた

――甲賀さん:あとは、「実況」の方の人選ですね。ぜひ社内の情報通のような、長年会社を見ている人をアサインしてください。ゲームに詳しい必要はないんです。対戦する方々の情報をこぼしてくれると、とても盛り上がりますよ。

――藤田さん:僕らの場合は、このコラムの編集長が実況を務めてくれましたが、ゲームの実力と全く関係ない小ネタがめちゃくちゃウケてました。なにより編集長の情報収集にビックリしました(笑)。

会社でeスポーツをやるには。準備に必要なお金や時間は?

Q.実際のところ、お金はどのくらいかかるんでしょう?

――藤田さん:今回は、NTT e-Sportsさんに「社内イベント用パッケージ」があったのでそれを利用させてもらいました。結果、今回は100万円(税抜)規模のイベントとなりました。言っていいんですかね、これ(笑)

――甲賀さん:大丈夫です、グループ会社だからといってディスカウントはしてないので(笑)。公式に提示している価格なんで言っていいですよ。こういったイベントを一から実施しようという場合の相場はだいたい200万円以上ですが、パッケージ化しているので、抑えた価格でのご提供が可能になっているんです。

Q.準備期間はどれくらい確保すれば良いでしょう?

――藤田さん:私の場合は急ぎの対応だったので、参考になるかわかりませんが、一か月半くらいの準備期間でした。

――甲賀さん:今回はそうでしたね。急ぎの対応となりましたが、できれば余裕をもって2カ月前くらい前にはご相談いただけるとありがたいです(笑)。

インタビューに応じる藤田さん

1か月半の突貫工事。もちろん、準備期間は長いほうが望ましいとのこと。

やってみてどうだった? イベント後の反響と変わったこと

Q.初めての試みだったわけですが、終わってみてどのような反響がありましたか?

――藤田さん:イベント中、実況の人がいじった部分が社内で話題になったりしていましたね。あとは優勝した人は、社長から声をかけられてました。コミュニケーションの活性化に繋がるいいキッカケになった気がしますね。

Q.役職の高い人もたくさん参加していましたね。

――藤田さん:はい。他にも嬉しいことに、派遣社員の方や、着任して間もない方もたくさんプレイヤーとして参加してくれたんですよ。そういった方々が部長と親しげに話してたり......垣根を越えて、会話が多く生まれた、これは本当に価値あることだったと思います。

――甲賀さん:本当に、いいきっかけが作られましたよね。別に上手じゃなくても、すごい連鎖なんかなくてもいいんですよ。逆に練習していないおじさん部長がいじられたりして、そっちでも盛り上がれるわけです。

社長からトロフィーを受け取っているシーン

社長から手渡し。出世の道はひとつじゃない!?

eスポーツの社内レク開催に向けて、今からできる準備とは

Q.例えばこの記事を読んで「うちもeスポーツやりたい」と思ってくれたとします。まず、何から始めたらいいんでしょう?

――藤田さん:正直eスポーツイベントを企画するにあたって、私も上司も本当に何から始めていいかもわからなかったので、まずいきなり問い合わせたんです。結果的にはそれが正解で、ノウハウあるプロの方に誘導してもらいながら、少しずつ構想を固めていくことができました。

――甲賀さん:今回は「20周年のイベントであること」「どのような人が参加するか」「何人参加するか」を事前にお伝えいただきました。こういった情報はありがたいですね。だいたい「イベントの目的」「どこで」「何人で」「誰向けに」といったことを伝えてもらうと、イメージが共有しやすいかと思います。いただいた情報をもとに、おすすめのプランなどをご案内する感じですね。

会場準備の様子

機材のそろったスタジオのレンタルも可能だ。手厚いサポートも魅力。

企画も、参加も。eスポーツのハードルは高くない。

Q.お話を聞いて、改めて今回のイベントが大成功だったと感じました。これからやろうとしている人、検討している人に向けてメッセージをお願いします。

――藤田さん:私たちも何もわからないところからスタートしましたが、結果的に短い期間で開催できて、盛況でした。ハードルを高く見積もり過ぎることなく、まず動き始めてしまうのがおすすめです。

――甲賀さん:難しく見られがちなeスポーツですが、自治体などからの「eスポーツを活用した取り組みをやってみたい」といった問い合わせがとても多いんです。若い世代も参加してくれるからと、今回のように会社が企画する例も増えています。一貫してサポートできますので、ご相談いただきたいですね。きっと、やって良かったと言ってもらえるイベントになると思いますよ。

大会終了後、人が去ったあとの社内

少しだけみんな仲良くなって、また日常へと戻っていく。

コロナ禍で従来通りのイベント開催が難しくなっている昨今。しかし、ひとつの工夫や、楽しませたいという思いがあれば、今までのように、今まで以上に、みんなで盛り上がれるということがわかった気がします。eスポーツと聞いて当初に感じたハードルは、お任せする部分はお任せすることで、難なく飛び越えられそうに思えました。未経験でも恐れず、ぜひ挑戦してみてください。きっと盛り上がりますよ!

関連リンク:NTT e-Sports
https://www.ntte-sports.co.jp/

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