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フリーWi-Fiを利用する時、VPNアプリで接続した方がいいの?

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フリーWi-Fi利用時に、VPNアプリを使えば、安全につなげると聞いたサツキさん。

VPNって本当に安全なの? 「VPN」って単語自体が初めて聞くし、よくわからないなあ。

より安全にフリーWi-Fiを利用するために、VPNアプリの併用をおすすめしている記事はよくありますよね。ただ、普段からフリーWi-Fiにつながない人にとっては、ちょっと聞き慣れない単語かと思います。

そこで今回は、VPNについて初心者でもわかりやすくご説明します!

フリーWi-Fiを利用する際の、1つの安全策としてご提案しますね。

そもそもVPNってなに?

VPN(正式名称Virtual Private Network)は、そのまま訳すと「仮想の専用線」となります。 専用線と聞いても、ピンと来ないかも知れませんが、不特定多数と共用する通信回線(ネットワーク)ではなく、あなた専用ということです。仮想空間で、プライベートなネットワークを作っているサービスのことをVPNと呼びます。VPNは個人だけでなく、機密情報などを取り扱う企業間での利用や、会社の従業員だけが使えるといった組織単位でのネットワークで利用されることも多いです。

VPNを利用するには通信会社のオプションサービスなどを利用する方法もありますが、スマホではアプリで手軽に利用できるものもあります。

このコラムでは、VPNアプリを中心に説明していきますね。 フリーWi-Fiの環境下では、個人情報などの大切な情報をやりとりする際など、VPNアプリを利用すると安全だと言われています。

以下の図のようなイメージをしてもらうと、わかりやすいかも知れませんね。

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一般的なインターネットでは、上の図のように、みんなで同じネットワークを利用しています。

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一方で、VPN接続の場合は、占有した使い方が可能です。回線に鍵マークが書かれていると思いますが、この鍵の情報を知らないと、このネットワークには入れないということです。

フリーWi-Fiの暗号化について

フリーWi-Fiでインターネットに接続するまでには、いくつかのステップが必要となりますが、第1ステップである、スマホなどの端末からアクセスポイントまでの間の通信については、暗号化されていないケースが多くあります。

そのため、悪意のある人が、同じアクセスポイントを使用してフリーWi-Fiを接続しようとした場合、通信内容を盗聴されるといったリスクの可能性もあります。

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関連リンク:お店にフリーWi-Fiがやってきた ~おさえておきたい導入のポイント(全4話)②フリーWi-Fiもいろいろ編より引用
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/02/post-14.html

VPNアプリの主な機能

VPNアプリなどを併用することで、通信内容の盗聴・改ざん・なりすましを防止することが期待できます。

VPNアプリ主な機能は、以下の3つです。

  1. 認証・・・送信者と受信者同士が正しい相手だと認証してくれます。
  2. 暗号化・・・通信内容を盗聴や改ざんできないように鍵をかけてくれます。
  3. トンネリング・・・バーチャルな専用線を構築して通信内容の安全を守ってくれます。

「認証」「暗号化」「トンネリング」の3つがあるおかげで、悪意のある第三者からのアクセスをブロックしてくれる効果が期待できます。

VPNアプリには、暗号化方式が強固なものや、速度を重視したもの、ウイルス対策ソフトや広告ブロックとセットになっているものなど、さまざまなものがあるようです。

VPNアプリの注意点って?

VPNアプリを利用すれば、フリーWi-Fiでも個人情報などの大切な情報の保護が期待できます。

しかし、良い点ばかりではありません。注意点についてもあわせて知っておきましょう。

信頼できる開発元のアプリを選ぶ

VPNアプリによっては、さきほどご説明した「認証」「暗号化」「トンネリング」が不完全で脆弱なものも存在しています。スマホなどの端末がインターネットに接続されるまでのいくつかのステップのうち、どこまでの部分が "VPN化" されるのかもアプリによって違いがあります。また、悪意のあるアプリ開発者が、個人情報を必要以上にVPNアプリを通して取得する、マルウェアを仕込んでいる、といったことも報告されています。

VPNアプリを利用するときは、必ずGooglePlayやAppStoreなどの公式のアプリストアからダウンロードしましょう。有料・無料に関わらず開発元が信用できる企業かどうかを調べておくことも大切です。サポート の有無なども、あわせて確認しておきましょう。

VPNを利用していてもインターネットセキュリティの基本は守る

VPNアプリを利用し通信区間が守られていたとしても、悪意をもって設置された「なりすましWi-Fi」などでフィッシングサイトに誘導され、あなた自身が情報を入力してしまえば、個人情報を守ることはできません。
外出先でのインターネットでは、物理的に画面上のパスワードや、クレジットカードに書かれた番号などを盗み見られる、なんて危険性もあります。

フリーWi-Fiを利用する際は、VPNアプリを利用していたとしても以下のポイントを必ず守りましょう。

  • 公式に提供されているWi-Fiサービスを利用する
  • httpsからはじまるURLのWEBページを閲覧する(アドレスバーに鍵マークが表示されているページ)
  • クレジットカード情報の入力など、重要な個人情報のやりとりは行わない

通信速度やバッテリー消耗に影響がある場合も

VPNアプリを利用することで、インターネット接続時のスマホでの処理は増えます。これによって、通信速度が低下する、バッテリーの消耗が早まる、といったこともあるようです。
VPN機能そのものではなく、ウィルス対策など他の機能、通信速度やバッテリー消耗に影響を与える場合もあります。

フリーWi-Fiに接続できなくなる場合も

VPNアプリで通常と異なるネットワーク環境になることや、アプリのセキュリティ機能の影響でフリーWi-Fiの認証が正しく行われず、フリーWi-Fiが利用できなくなるといった場合があります。

その場合は、一度VPNアプリの機能をオフ(停止)にして、フリーWi-Fiでインターネットに接続した後に、またオンにするとよいでしょう。

アプリを利用しないでVPN接続する場合も安全性を確認しよう

また、スマホによっては、アプリが無くても標準設定でVPNの設定が可能です。
(例えば、iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「VPN」でご確認できます。)
「スマホ VPN」などのキーワードでネット検索すると、設定する際に「http://www.XX例XX.net/」とVPNサーバのアドレスを入力すれば完了!簡単に安全に今すぐできます!」というような記事が、たくさん出てきますが、中にはまったく安全ではないものもあります。

提供元が信頼できるVPNアプリを利用するか、スマホに新たなアプリをインストールするのが嫌という方は、ご自身で通信会社などのVPNプランを契約し、そのVPNサーバ設定をするようにしましょう。

VPNアプリはよく理解したうえで利用しよう

いかがでしたか?

フリーWi-Fiでも心強いといわれているVPNですが、セキュリティは完璧ではありません。

大切なデータにはパスワードをかけて送信する、httpsからはじまるサイトを利用する、などを心がけていれば、VPNアプリに頼らなくても、盗聴を防ぐことができます。VPNを過信せず、日頃からインターネットセキュリティに対する意識を持っておきましょう。

VPNアプリを利用する際は、事前にしっかり調べることも大切ですよ。

フリーWi-Fiを利用する場合のセキュリティについては、以下のコラムも参考にしてくださいね。

関連リンク:フリーWi-Fiって危険じゃないの? ~フリーWi-Fiを安全に使うには
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2020/11/wi-fiwi-fi-3.html

なるほど。VPNアプリについて少し分かった気がする。でもVPNなら全部が安心、ってわけじゃないみたいだし、あってもなくてもインターネットを使うときは注意しなくちゃ。

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