レースタイム・位置情報ソリューション

低遅延・高精度な位置情報測位がレースの可能性を広げる

無線ソリューションで生み出す高精度な位置情報
いま、その瞬間が見える、追える、楽しめる。

レースは体験しきれないドラマがあり、本当はもっともっと面白い。
それを観客に余すところなく伝えられているでしょうか。
無線技術で可視化されるのは、単なる位置情報やタイムだけではありません。

映像では圧縮され伝わらない選手同士の本当の位置関係、
カメラがとらえきれていない一瞬の駆け引き、
データから見えてくる未来への可能性......

高精度測位システムが隠された興奮を明らかにし、競技観戦を1段階上のレベルに引き上げます。

NTTBPの高精度測位システムとは?

機器の設置、位置情報測位から、データ集積・分析、コンテンツとして可視化し運用するまでをワンストップで実現します。

  • 測位

    衛星やセンサー等の無線技術を利用して、人やモノの位置情報を高精度に測定します。

  • 集積・分析

    測定したデータを即時に解析、把握・理解できる形式の情報へと加工します。

  • コンテンツ化

    映像と組み合わせる、盛り上がる演出を加えるなど見やすい工夫をほどこして「コンテンツ」として昇華させます。

こんなレースを実現しませんか?

  • レース中に区間順位情報をリアルタイムで放送したい!
  • 区間毎タイムなどの手動で取得困難なデータを自動で収集したい!
  • 施設内Wi-Fiや来訪者の電波と干渉しないシステムが欲しい!
  • 美観を損なわず、スマートで安全な測位がしたい!

おまかせください。 NTTBPには「実績」があります。

目的・ご予算・施設環境にあったご提案が可能です。

専門チームが検証から導入後の運用まで一貫してサポートいたします。
お客さまに合わせたさまざまなご提案ができます。お気軽にご相談ください。

  • 衛星による
    測位システム

    GNSS端末をレース中の人やモノに装着。 複数の衛星アンテナからの情報を用いる単独測位、位置補正情報配信サーバーを経由して受信する相対測位があります。
    大がかりな設備工事が必要ないため、比較的導入しやすい方式です。

  • ロケーターやアンテナ設置による測位システム

    「Quuppa」では施設内に設置したロケーターと、小さなタグで位置情報を測位します。
    タグは100円玉2枚分ほどの小さなサイズで非常に扱いやすく、競技に与える影響が最低限ですみます。
    ロケーターの設置工事が必要なものの、測位精度が高く運用しやすい方式です。

  • ゲートウェイ構築による
    測位システム

    「LoRaWAN」をはじめとしたLPWAやBLEによる位置情報測位は、測位に必要となるタグの選択肢が多いことも特徴です。

主な導入事例

選手や大会運営への負担を最小限に、高精度のタイム表示を可能に

高知県競馬組合 様

高知競馬場では、データ測位に「Quuppa」を採用。
コース周辺に複数のロケーターを設置し、収集した情報を、順位情報やタイム情報へと整形して即時にモニター出力しています。
従来は手動で測っていた区間タイムや区間順位をリアルタイムで観客へ共有することで、よりエキサイティングなレースが展開されています。また、ハロン間タイムなどの測定情報は、競走馬の訓練時にも活かされています。

ニュースリリース: 高知競馬場における無線技術を活用した「高精度測位サービス」の商用提供について

100kmにおよぶレース情報を地上波データ放送でリアルタイム配信

ニューイヤー駅伝2020(第64回 全日本実業団対抗駅伝)

駅伝やマラソン等ロードレースにおいては、電波環境や選手が装着するGPSデバイスの大きさや重さが課題となり、正確な位置情報を把握することが困難でした。
しかし、本大会では「選手の負担にならない小型・軽量のGPSデバイス※1」を活用し、選手の位置をリアルタイムでデータ放送で可視化しました。
大会関係車両にIoT無線技術の一つであるPrivate LoRa※2 の無線基地局(受信アンテナ)を搭載。
「Drive-By技術※3」により、走行する車両で選手が装着するGPSデバイスからの位置情報を受信しています。
さらに、衛星測定システム「みちびき※4」に対応した小型・軽量GPSデバイスの開発・提供が実現を可能にしました。

ニュースリリース: IoTテクノロジーによる「駅伝レースにおける選手位置情報の視える化」の商用提供について ~ニューイヤー駅伝2020における多様なメディアを通じた新たなスポーツ視聴体験の実現~

※1 選手の負担にならない小型・軽量のGPSデバイスは、NTTBPとあいホールディングス株式会社の関連子会社である株式会社Social Area Networksが共同で開発したものです。
※2 LoRaの名称は、Semetech Corporationの登録商標です。
※3 Drive-By技術はNTTBPの特許技術(特許第6986595号)です。
※4 衛星測定システム「みちびき」は、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムです。

お客さまの声

高知県競馬組合
システム総括

松本 太一さん

最初は他の競馬場でも利用されている赤外線センサーを検討したのですが、高知競馬場は雨が多く、誤検知の多発や設置・維持費用がかさむなどの懸念から、断念しました。
NTTBPさんに高知けいばでフリーWi-Fiを整備してもらったのが2018年で、そのご縁から2019年頃『Quuppa』をご紹介いただきました。
我々は技術や費用感がわからず、逆にNTTBPさんは競馬についてわからないという状況でしたが、すり合わせをしながら実証実験を進めていただきました。紆余曲折ありましたが運用を無事開始できまして、かなり良い反響もありました。

よくある質問

Q

費用はどれくらいかかりますか?

A

費用はご利用の目的やカバーしたいエリアの広さ、屋外か屋内かなどの仕様に加え、設置・撤去工事が実施できる時間帯や施設の環境によっても異なります。
ご予算にあわせたご提案も可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

Q

申し込みから設置までどのくらいかかりますか?

A

仕様検討のお打ち合わせから現地調査等も含め3か月~半年程度と想定ください。
プロジェクト規模によっては、さらにお時間をいただく可能性があります。早めのお問い合わせをお願いいたします。

Q

どの測位方式がよいでしょうか。

A

ご予算や環境によって異なります。
一般的にQuuppaの場合ロケーターを設置する場所が必要となります。
お客さまの環境にあったご提案をさせていただきます。

Q

電波利用に関する手続きなどありますか?

A

弊社が代理申請しますので、お客さまの手を煩わせることはありません。
総務省点検の際には立ち合いを請け負うことも可能です。

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