Wi-Fi 6E &ローカル5G導⼊相談

法人・ITベンダ向け 業務が滞らない安心の無線AN環境を実現する Wi-Fi6E & ローカル5G

Wi-Fi 6E&ローカル5G 無料コンサル

DXの加速により、Wi-Fi 6Eとローカル5Gを活⽤するシーンが急増

  • Web会議

  • キャッシュレス決済

  • ロボット

新型コロナウイルスの影響により、テレワークの普及に伴うWeb会議の増加や、⾮接触ニーズに対応した決済端末の導⼊、省⼈化を⽬的としたロボットやセンサーの活⽤が加速しています。
このように、Wi-Fiの活⽤シーンとその重要性が広がるなか、接続される端末の台数や通信データ量も増加の⼀途をたどっています。
こうした環境のもとで、業務を⽌めず、安⼼して使える無線LANを整備していくには、次の3つの取り組みが⽋かせません。

エリアカバーの強化
⼈がいる場所はもちろん、それ以外のエリアにも、センサーやロボットなど通信を必要とする機器が増え続けています。
業務DXを⾒すえ、そうした場所も含めて広い範囲で安定した無線通信が⾏えるよう、エリアカバーを強化していくことが重要です。
通信容量の強化
増え続ける端末が⽣み出す膨⼤な通信データを、滞りなく処理し続けるためには、Wi-Fi 6E やローカル5Gを活⽤し、無線周波数帯の活⽤領域を広げていくことが不可⽋です。
あわせて、業務利⽤に適した帯域確保型の回線サービス(例:フレッツ光クロスBiz)や、構内のLAN配線や光配線のアップデートも必要です。
通信品質の強化
優先すべき通信に帯域を割り当てる帯域制御や、不要な通信を遮断するための制御、さらには不要な端末の接続を防⽌する認証、例えば802.1x認証等の活⽤が必要です。

Wi-Fi 6Eのメリット

広帯域幅の利用
6GHz帯域の最大の特徴は、500MHzもの広大なスペクトルです。6GHz帯だけで20MHz幅のチャネルを24ch利用することができます。これは、特にデータ量の多いアプリケーション(4K/8Kのストリーミング、AR/VRなど)の利用において大きな効果を発揮します。さらに、160MHzまでチャネルボンディングを行うことができます。160MHzまでのボンディングはWi-Fi6でも実現可能ではありましたが、5GHzでは電波干渉やDFSを考慮すると現実的な運用が難しかったため、6GHz帯ではそもそも広い帯域があるため干渉の懸念なく広帯域のボンディングを活用できるようになりました。
これらによって、大容量通信が可能なだけでなく、通信速度の向上や、低遅延な通信を実現します
電波干渉の少ない周波数帯
5GHzや2.4GHz帯域は、多くのWi-Fiデバイスや、その他の無線システムで使用されており、特に都市部では、帯域の混雑が課題でした。
一方、6GHz帯はWi-Fi以外の既存の無線システムの影響が少なく、現時点では利用者も少ないため、電波干渉を気にせずに利用できます。さらに、非常に広い帯域のため、利用者が増加した場合でも干渉の少ないチャネル設計を行うことができます。
DFSによる影響の回避
DFS(Dynamic Frequency Selection:動的周波数選択)とは、一部の5GHz帯のWi-Fiに義務付けられた、気象レーダーや航空レーダーといった無線システムとの干渉を避けるためのシステムです。DFSが発動すると一定時間通信が途絶えてしまい、安定した通信が必要な環境では採用できませんでした。
6GHz帯ではDFSが不要なため、連続して安定的に通信を行うことができます。そのため、工場やオフィスといったビジネス用途で安心して採用することができます。
OFDMAとMU-MIMOによる通信効率化
Wi-Fi 6EもWi-Fi 6と同様に、OFDMAやMU-MIMOを採用しています。
OFDMA(直交周波数分割多重アクセス)は各チャネルを細かく分割することで、複数のデバイスが同時にデータを送受信できるようにする技術です。
また、MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)は、複数のデバイスへの効率的なデータ送信を可能にし、ネットワークの負荷を分散させて応答速度を向上させます。
これらの技術により、多数のデバイスが同時に接続する大規模オフィスやイベント会場などで、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。
WPA3、Enhanced Openによるセキュリティ
Wi-Fi6Eの6GHz帯を利用するにはWPA3またはEnhanced Openの提供が必須となり、高いセキュリティレベルでの運用が標準となります。
Wi-Fi 6以降の規格では、WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)という最新のセキュリティプロトコルを標準で採用しています。従来のWi-Fiに比べて強力な暗号化技術が提供され、無線区間のデータ通信がより安全になります。
また、Enhanced Openの登場により、暗号キーの文字列の入力をすることなく強固な無線区間の暗号化が実現できるようになりました。これによって、フリーWi-Fiなど不特定多数が利用するWi-Fiの場合の安全性も大きく向上します。

ローカル5Gのメリット

安定した⾼速⼤容量通信
ローカル5Gは免許制であるため、Wi-Fiのように他の電波からの⼲渉を受けにくく、また⾃ら5Gシステムを構築・運⽤することから、パブリック5Gのように他のお客さまの利⽤に影響されることもありません。
これにより、⾼速・⼤容量の通信を安定してご利⽤いただけます。パブリック5Gと同様に、今後は超低遅延や多数同時接続といった技術の実装も見込まれています。
通信が安定することでパケットロスや遅延が抑えられ、映像・⾳声による⾃然なコミュニケーション、AIの認識精度向上、⾃動運転の常時・遠隔監視、ナチュラルなロボット制御などを実現します。
上り・下り速度の⽐率をカスタマイズ可能
ローカル5Gでは、お客さま⾃⾝が5Gシステムを構築・運⽤するため、上りと下りの速度⽐率を⽤途に応じてカスタマイズできます。
特に上り通信に⽐重を置いた「準同期」構成※により、これまでアップロードが困難だった⼤容量データの⾼速伝送が可能となります。
これにより、4K・8K等の⾼精細カメラを複数活⽤した遠隔作業⽀援や、遠隔監視による現場把握の⾼度化、ロボット開発の⾼度化(ロボットのエッジ処理機能を上位にもってくることで安価に開発可能、ロボットにカメラを複数実装することで機能を向上させる等)を実現します。

準同期とは:
5G通信において、上り速度の通信比率を高めた設定を指します。準同期のパターンとしては、TDD1(下り4、上り4)、TDD2(下り3、上り5)、TDD3(下り2、上り6)といったものがあります。
広⼤なエリアカバー
ローカル5Gはより広範囲をカバーできるため、⼯場、倉庫、空港、港湾、スタジアム等の広⼤な敷地を保有しているお客さまにおいて、機器、配線、電源等を必要最⼩限に抑えた形で広域な無線LAN環境を実現することができます。
セキュリティ強化につながる
ローカル5Gでは、端末に搭載されたSIMカードによって認証を⾏うため、接続できる端末を制限しやすく、セキュリティを⾼めやすいという利点があります。
同様にSIM認証を採⽤するパブリック5Gと⽐べても、公衆網を利⽤しないローカル5Gの⽅が、より⾼いセキュリティを確保できるといえます。

Wi-Fi6Eとローカル5G比較

多彩な課題を解決するハイブリッド無線ソリューション

ワイヤレスネットワークにはそれぞれ特徴があり、現場の規模、お客さまの目的、予算感等に合わせて適切なものを選択することが必要です。柔軟な運用が強みのWi-Fi6Eと広域で安定した通信が可能なローカル5Gを組み合わせたハイブリッド型ネットワークの構築もご支援しています。

  • Wi-Fi6E
  • ローカル5G

主な特長

周波数帯

ライセンス

通信エリア

通信速度(理論値)

接続端末数

コスト

ユーザー認証

対応端末

その他

  • ライセンス不要のため、柔軟に設置場所の変更が可能
  • 対応端末が豊富で多彩な用途で活用

2.4GHz帯 / 5GHz帯 / 6GHz帯

不要

数十m~数百m

理論値9.6Gbps

数十~数百台

比較的安価

ID/パスワードによる認証
801.x認証
キャプティブポータルブラウザ等による認証 他

多い

メッシュ無線の活用により、通信エリアの拡大が可能

  • ライセンスの取得・維持の負担はあるものの、電波干渉の懸念が少ない
  • 高出力のため1台で広いエリアをカバー

4.5GHz帯 / 28GHz帯

数百m~数km

10Gbps以上

数千台

高額な設備投資が必要

SIM認証

少ない

準同期運用が可能

お問い合わせ

多様な業界・用途に対応

  • Wi-Fi6E

    業務用PCやタブレット、監視カメラ

    ローカル5G

    工場内のロボットやAGVをリアルタイム制御

  • Wi-Fi6E

    Visit Japan Web等のフリーWi-Fiや決済システム、AIカメラでの防犯

    ローカル5G

    連絡バスの自動運転、サービスロボットなどの制御

  • Wi-Fi6E

    フリーWi-Fiや防犯用カメラ、位置情報など

    ローカル5G

    自動運転やドローンのリアルタイム監視

  • Wi-Fi6E

    大観衆へのコンテンツ配信や決済用高密度設計

    ローカル5G

    中継高画質映像伝送、AR/VRアプリの配信

  • Wi-Fi6E

    作業員の連絡手段や設計図面の共有

    ローカル5G

    建機の遠隔操作や、カメラ映像のリアルタイム伝送

  • Wi-Fi6E

    ピッキング用ハンディ端末やカメラ等との接続

    ローカル5G

    AGVの制御やAR/VRによる遠隔作業支援

プライベートワイヤレスの導入ステップ

01
ヒアリング・
現状分析
02
無線技術
機器
サービス選定
03
提供パターン
04
設計
05
設置工事
06
保守サポート
07
継続的な
運用改善

01ヒアリング・現状分析

システム側が無線環境に求める要件をヒアリングさせていただきます。要件が明確でない場合、過去の事例等のノウハウの活用や、現在の無線環境をサーベイをさせていただくことで要件を具体化していきます。

02無線技術、機器、サービス選定

具体化した要件に基づき最適な無線技術を選定します。その際メーカーや通信キャリアにとらわれない最適な機器や保守サービスを選択可能なことも当社の強みです。特定のメーカー等によるロックインを回避可能です。

  • 無線技術の選定

    要件を満たす無線技術の選定を行います。
    ローカル5GやLPWAといった、Wi-Fi以外の無線技術にも精通している強みを生かし、最適な無線技術を選定するとともに、要件に応じて複数の無線技術の組み合わせもご提案します。なお、総務省などの省庁への申請対応などもお任せください。
  • 機器の選定

    マルチベンダー対応で、要件と予算に応じた機器を選定します。 当社が取り扱っているメーカーとは機器の開発段階から連携しており、その関係を元に安価な提案が可能です。
  • 通信回線選定・手配

    要件に応じてバックホールとなる光回線、モバイル回線のプラン選定までご提案します。数十万アクセスポイントを運用してきた実績をベースに、回線費用についても安価なご提案が可能です。
  • その他サービスとの連携

    カメラ、センサー、サイネージ、ドローンやロボット、位置情報等と連携も含めた導入コンサルティングも対応可能です。

03提供パターン

お客様資産となる無線環境一式を納品するパターンと、当社が資産を保有し一定期間(平均的には5年~8年)サービスとして無線環境を提供するパターンなど、ご要望をふまえて最適な提供パターンをご提案します。

04設計

国内でも最も混雑する空港や駅、スタジアム、商業施設など大規模施設向けの構築と運用の実績で培ってきたノウハウを活かし最適な通信環境を設計します。

  • 無線技術者による置局・チャネル・出力設計

    要件をふまえて、置局位置やアンテナ数を設計していきます。 必要に応じて、サーベイを重ねることで、チャネルと、出力の設計を詳細化し、高品質な無線環境の実現にむけたプランをご提案可能です
  • ネットワーク設計

    快適な利用のためにネットワーク設計も重要です。 要件にあわせて、冗長化や仮想化などのご提案も可能です。
  • セキュリティ対策

    NTTグループのセキュリティネットワーク基盤を用いることで、外部攻撃や内部リスクなどに対応しています。メガバンクをはじめ、大手企業や数多くの自治体でご利用いただいており、お客様の不安を解消するご提案が可能です。

05設置工事

安全と環境に配慮した作業と、過去の構築ノウハウの積み重ねによるコスト削減を両立した、品質の高い設置工事のプランをご提案します。
また、数万店舗におよぶ大量工事や、高所や閉所といった難しい環境での工事等についても提案が可能です。

06保守サポート

オンサイト保守、センドバック対応、予備機確保など、システム側の運用要件をふまえた柔軟な保守サポートのメニューをご提案します。 専用ヘルプデスクの開設にも対応しており、設置後のユーザー対応までお任せいただくプランもご提案が可能です。

07継続的な運用改善

セキュリティとネットワークの技術革新は日進月歩のため、安心安全且つ高品質に利用可能なプライベートワイヤレスを実現するために、継続的な運用改善を実現するプランもご提案が可能です。例えば、定期的な無線環境のサーベイにより、基地局の増設や出力調整、バックホールの回線増速等の運用改善のご提案が可能です。

  • レポーティング

    利用状況を可視化するアーキテクチャをご用意しています。 適時にフィードバックされるデータをもとに、よりフィットした環境へと最適化を図ります。
  • ビッグデータ分析

    Wi-Fiのデータを見れば、人の営みが見えてきます。Wi-Fi利用ログから得られるデータを分析することで、ビジネスの発展に寄与したり、課題の発見につなげることができます。

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