マラソン大会運営様必見!安心かつ円滑なマラソン大会運営の実現~ICTを活用した安心できるイベント運営サポートトライアル~

南城市 尚巴志ハーフマラソン大会事務局 西日本電信電話株式会社 沖縄支店 エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社

 南城市(市長:瑞慶覧 長敏) 、尚巴志ハーフマラソン大会事務局(事務局長:當眞 隆夫 以下、事務局)、西日本電信電話株式会社 沖縄支店(支店長:畔上 修一 以下、NTT西日本)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(代表取締役社長:南川 夏雄 以下、NTTBP)は、第17回 尚巴志ハーフマラソン in 南城市大会において、マラソンドクターや救護自転車等の救護者(以下、救護者)の位置情報や、コース各所の温度、湿度を把握・みえる化するツールを運営本部で活用することで、イベントにおける安心かつ円滑な大会運営に向けたトライアル(以下、本トライアル)を行います。

1.背景

 沖縄県においては、年間を通して数多くのイベントが開催され人気を博していますが、高温/高湿度の沖縄特有の気候において屋外で開催されるイベントでは、体調不良で病院へ搬送される参加者も数多く発生し、イベント運営者は参加者の安全を確保することが最重点課題となっています。  そこで、本トライアルでは、沖縄県が整備するIoT利活用促進ネットワーク基盤を活用しLPWA※1ネットワークをコース上に構築することにより、安心できる、円滑なイベント運営のためのサポートツールを検証します。 ※1 LPWAとは「Low Power Wide Area」の略称。IoT/M2Mに適した省電力・長距離の通信を実現する省電力広域無線通信の呼称

2.概要

(1)救護者の位置情報把握による効率的な駆けつけの検証

 低消費電力、広範囲をカバーするLPWAネットワークを活用し、コース内を選手と共に移動する救護者の位置をGPSにより把握し、有事の際の効率的な駆けつけをサポートします。救護者の移動手段がLPWAネットワークを利用した位置情報の取得に与える影響についても検証します。

(2)先頭ランナーの位置を運営本部へ中継することによる効率化の検討

 運営本部において、これまで正確な先頭ランナーの位置情報がわからず、運営上のストレスとなっていましたが、中継車両内に搭載するドライブレコーダー型Wi-Fiアクセスポイントを活用した動画中継を行うことで解消をはかります。今後の運営時の効率的な人員配置に向け検証します。

(3)複数箇所に設置した計測センサーでの環境データ計測・表示による運営支援

 コース・運営本部等各所に計測センサーを設置します。温度、湿度を計測し、大会コース内の環境をモニタリングし一覧表示することにより、従来は人手を介して確認していた測定・集約作業の省力化について検証します。

(4)SNSを活用したイベント運営者のサポート

 スタート/ゴール地点を含む運営本部周辺ではGPSによる運営スタッフの位置情報や、計測センサーによる環境データ計測のモニタリングを行います。得られたデータは運営スタッフのスマートフォンにインストールされている情報発信・共有アプリケーション(以下、SNSツール)を活用して運営スタッフ内での情報共有を図ります。これにより、普段使い慣れているSNSツールを活用することができ、運営スタッフの習熟にかかる心理的な負担軽減を検証します。 なお、南城市が構築している無料公衆無線LAN「NANJYO CITY Wi-Fi」を活用するため、運営スタッフは通信料を気にすることなく情報共有を図れます。

実証イメージ

実証イメージ

(5)トライアル実施日

 2018年11月4日(日)(雨天決行・荒天中止)

3.今後の展開

実施結果の検証を踏まえ、次年度に向けて安全性・少人数での効率的な運営が課題となるイベントへの展開を進めていく予定です。

4.各社の役割

(1)南城市・尚巴志ハーフマラソン 大会事務局

・実証フィールドの提供 ・実証に関する協力

(2)NTT西日本

・本トライアル全体コーディネート ・LPWAネットワーク ゲートウェイ提供 ・GPSセンサー機器、計測センサー機器の提供 ・IoTプラットフォームとのSNS連携の可能性の確認・分析

(3)NTTBP

・LPWAネットワーク ゲートウェイ提供 ・計測センサー機器の提供 ・みえる化アプリケーションの提供 ・動画中継ソリューションの提供 ・南城市無料公衆無線LAN「NANJYO CITY Wi-Fi」の運営・保守

5.南城市無料公衆無線LAN「NANJYO CITY Wi-Fi」について

 南城市が提供する無料公衆無線LAN「NANJYO CITY Wi-Fi」は、NTTBPが提供するスマートフォン向け認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」(無料)(Android/iOS対応)に対応しています。  一度の利用登録だけで、「NANJYO CITY Wi-Fi」の提供エリアに加え、既に「Japan Connected-free Wi-Fi」に参画している全国約17万カ所のエリア(日本全国の主要空港、主要駅、観光施設など)が提供する無料公衆無線LANサービスにも接続が可能です。 「NANJYO CITY Wi-Fi」のサービスエリアや詳しい利用方法等については、南城市Wi-Fi公式サイト(http://nanjo-city-free-wifi.com/)をご参照ください。 その他のサービスエリアや詳しい利用方法等については、NTTBPのホームページ(http://www.ntt-bp.net/jcfw/)をご参照ください。 Japan Connected-free Wi-Fi

6.本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

<実証フィールドについて> 尚巴志ハーフマラソン 大会事務局 (担当:仲村・知念・豊見本)098-917-5394 <本トライアル全体について> 西日本電信電話株式会社 沖縄支店 ビジネス営業部 沖縄振興推進室 (担当:城戸崎・横倉・靑木) 098-840-4130 ※電話番号をお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。 ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。 最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。