2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース 様

「2026宇都宮ジャパンカップ」の会場Wi-Fi環境を構築
観戦体験と大会運営を通信面から支援

2026年10月16日(金)から18日(日)まで開催されたSUBARU presents 2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースにおいて、ロードレース会場となった宇都宮市森林公園の駐車場付近にあるスタート/フィニッシュエリア周辺に、来場者、出店者スタッフおよび大会運営スタッフ向けのWi-Fi環境を設計・構築し、提供しました。

本大会は宇都宮市が主催し、10月16日のチームプレゼンテーション、17日の一般レースおよびクリテリウムに続き、18日には宇都宮市森林公園周回コースでロードレースが開催されました。NTTBPは、このロードレース会場の物販エリア、観戦エリアおよびスタート/フィニッシュ地点周辺の沿道エリアにWi-Fi環境を構築し、来場者によるGPSトラッキング情報の閲覧やレース映像の視聴、物販エリアでの電子決済をはじめ、出店者スタッフと大会運営スタッフによる業務上のインターネット利用を通信面から支援しました。

1.取り組みの背景

スポーツイベントでは、会場で競技を直接観戦するだけでなく、スマートフォンで選手の位置情報やレース映像を確認するなど、現地観戦とオンライン情報を組み合わせた楽しみ方が広がっています。また、会場内の物販における電子決済や、出店者スタッフ、大会運営スタッフの業務においても、インターネット接続を利用する場面が増えています。

一方、屋外の仮設会場に通信環境を整備する場合、地形や距離、電源、配線などの条件を踏まえながら、限られた時間内にネットワークを構築し、大会の終了後には速やかに撤去する必要があります。加えて、来場者が広く行き交う物販エリアと、スタート/フィニッシュ時に観客が集中する観戦エリアでは、利用目的や人の集まり方が異なるため、それぞれの条件に応じた設計が求められました。

NTTBPは、公衆Wi-Fiやイベント向けWi-Fiの設計・構築を通じて培ったノウハウを活用し、会場内の各エリアの用途と設置条件に応じたWi-Fi環境を構築しました。

2.提供したWi-Fi環境

物販エリアでは、来場者による情報閲覧やレース映像の視聴、電子決済に加え、出店者スタッフによる業務上のインターネット利用に対応しました。特定の場所への利用者の集中よりも、複数の用途でエリア全体が利用されることを踏まえ、Wi-Fiアクセスポイントを分散して配置しました。

VIP席や観客スタンドなどを含む観戦エリアでは、レース中のGPSトラッキング情報の閲覧や映像視聴に加え、スタート/フィニッシュ時に観客が集中することを考慮し、人が集まりやすい場所に高性能なWi-Fiアクセスポイントを配置するとともに、基幹回線に10G光回線を使用しました。

スタート/フィニッシュ地点周辺の沿道エリアについては、駐車場付近の地形や距離、電源、配線の条件を踏まえ、有線LANと無線中継設備を組み合わせてネットワークを構築しました。有線LANの敷設が難しい場所では無線中継技術を活用することで、駐車場付近の対象エリアまでネットワークを延伸しました。

このように、NTTBPは会場全体を同じ構成で整備するのではなく、物販エリアでは多様な用途、観戦エリアでは観客の集中、沿道エリアでは配線条件をそれぞれ考慮し、Wi-Fiアクセスポイントの性能や配置、接続方法を設計しました。

今回提供したWi-Fi環境は、来場者によるGPSトラッキング情報の閲覧やレース映像の視聴、物販エリアにおける電子決済、出店者スタッフおよび大会運営スタッフによる業務上のインターネット利用に活用されました。

なお、NTTBPが担当したのは、これらのサービスを会場で利用するためのWi-Fi環境の設計・構築・提供です。GPSトラッキングシステム、レース映像配信および電子決済サービスそのものをNTTBPが開発・提供したものではありません。

3.仮設会場に対応した構築・撤去

今回の設備は、大会の開催に合わせて一時的に設営し、大会終了後に撤去する仮設ネットワークとして構築しました。そのため、通信の利用目的や提供範囲だけでなく、限られた時間内に設営・撤去できることも設計条件の一つとしました。

設置にあたっては、会場の地形や電源、既存設備、来場者と大会関係者の動線を踏まえて機器の設置場所と構築方法を検討し、機器の固定や収容、防水、ケーブルの保護など、屋外利用に必要な対策を行いました。また、事前の機器準備から搬入、設置、ネットワーク構築、撤去、回収までを一連の工程として計画することで、短時間での構築・撤去に対応しました。

Wi-Fiアクセスポイントや無線中継設備などの機器に加え、設置に使用した物品や梱包材についても、可能な範囲で再利用しました。機器や資材を撤去後も繰り返し利用できるように準備することで、仮設ネットワークの設営から撤去、回収後の再利用までを考慮した運用を行いました。

4.大会概要

大会名称:SUBARU presents 2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース
会期:2026年10月16日(金)~10月18日(日)
主催:宇都宮市
ロードレース開催日:2026年10月18日(日)
ロードレース開始時刻:10時
ロードレース会場:宇都宮市森林公園周回コース
ロードレース距離:144.2km(1周10.3km×14周)
Wi-Fi提供エリア:宇都宮市森林公園の駐車場付近にあるスタート/フィニッシュエリア周辺

5.今後の展開

NTTBPは、本取り組みで得た屋外イベント会場におけるWi-Fiの設計・構築に関する知見を、今後のサービス向上に生かしてまいります。

今後も、公衆Wi-Fiおよびイベント向けWi-Fiの分野で培ったノウハウを活用し、会場の規模や用途、設営条件に応じた通信環境を提供することで、スポーツイベントや地域イベントを通信面から支援してまいります。

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